第990号 幸せを実現する実務 ~ 実践編7.結果のあり様を注視する

第990号 幸せを実現する実務 ~ 実践編7.結果のあり様を注視する

幸せを実現する実務 ~ 実践編7.結果のあり様を注視する

幸せを実現する実務論、最終回です。

6)幸せ軸の価値観に共感共鳴してくれる人の輪の拡大
①理念採用を実践し「幸せ軸」の人本経営に共感共鳴する新人を採用していくこと
②法定企業はもちろんのこと、社風がよくなってきたと感じられたら
 法定義務に関係なく障がい者雇用にチャレンジすること
③新規顧客獲得は口コミで広がっているかを常に意識し、
 どうすればさらに口コミが拡散できるか思考し行動していくこと

人本経営の実践において、
あらゆるステークホルダーとの関係性がよくなっているかどうかを判断するには、
その結果のあり様をよく見極めておくことが重要です。

□社員は理念に共感共鳴して、結果として理念浸透が図られている

人を大切にする経営理念を明確に定め
日々この実現に向けて一体感を醸し出す努力をすることが「理念経営」ですが、
この際に決定的に重要なことがあります。

それは経営者、トップが理念の上ではなく真下、直下にいて、
誰よりも率先垂範しているかどうかということです。

クレドのような理念に基づく行動規範を定めたから、
「さあ、みんな、この通りの行動だ」という
上から目線の欧米型のビジョナリーカンパニーにしてしまうのは
ホンモノではありません。

その規範を誰よりも率先垂範するのは社員長である社長です。
ですから3年前のコロナ禍で緊急事態宣言が発令されたとき、
弊社の顧問先の人本経営者はいの一番に
「誰一人リストラしない。もし誰かをリストラする必要があるなら、その時は自分だ」
と宣言していました。

これが経営者の背中と心の実践です。
不安な最中、そのような姿を見せれば、
「自分はこの会社で働けて幸せだ。絶対にみんなと力を合わせてこの難局を乗り越えよう」
と社員は共感共鳴してくれます。

こうして指導先は見事にⅤ字回復を遂げていきました。

理念は共有させることが目的ではありません。
このように社員たちが自立自発的に行動し
結果として浸透が図られているという状態をつくることが人本経営の実務なのです。

□採用は即戦力でなく価値観を重視する

高学歴や有名企業のキャリアといった一見使えそうな即戦力を重視するのではなく、
自分たちが大切にしている理念に強く共感共鳴してくる人材を
澱みなく採用し続けていくこと、
これを実現していけば「永続」という幸せ実現のためのパスポートを
手に入れることになります。

□障がい者雇用に問題なく成功できる風土が整っている

障がい者雇用を実現していくことは、人本経営では必ず通過していく実務の一つですが、
人本経営の風土が息づいていると、
その職場では社員たちが自立自発的に自然に障がい者を受入れ、
見事に定着させていきます。
そしてさらに風土に磨きがかけられていきます。

□ファンというお客様が増え続けている

「利益はウンチ」実にうまい比喩です。
健全な経営を続けていけば、健康な生活をしている人が毎日快便となるように、
毎年利益が出てくるというたとえです。

結果のあり様を明快に表現しています。
目先の売上に心を奪われると、
本当はもっと安価な商品でよかったのに高い商品を売りつけてしまうことが
往々に発生します。

お客様は馬鹿ではありませんから、そんなことはすぐにわかります。
不信不安感を覚えたらリピートしてくれることはないでしょう。

よってどれほどリピートしてくれているのか、
また口コミすなわち紹介で新規顧客が増えているのかどうかは
「利益はウンチ」が実現できているかどうかを判断する重要な実務といえるのです。

この結果で幸福度指数60%を達成することが目標です。
実現したらキープして70%を目指します。
ここに至れば人本経営は成就できたとみることができます。(了)

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