第871号 今こそ、良心に従い思考し行動することが大切

第871号 今こそ、良心に従い思考し行動することが大切

今こそ、良心に従い思考し行動することが大切


米大統領選不正問題については、依然として大手メディアでは起きていることを報じず、シャットダウンしています。いやしくも現職の大統領が、これまでで最も重要な演説であるとした12月2日についての訴えも無視されています。それでも4日、ようやくヤフーニュースで関連記事があがってきました。

それはジョージア州の開票所での様子をカメラが捕えたものでした。現場監督者が係員に部屋から出るよう指示した後、その場に残った4人が突然、票が詰まった複数のスーツケースを机の下から引っ張り出し集計を始めています。そしてその票を3度も票集計スキャンにかけているシーンが映されています。

疑惑というものは、偽りだと時間と共に情報は減っていきますが、真実だと増えていくと考えるのが自然でしょう。しかも、どんどん確度の高い内容が公開されているのですから、これは組織的な不正が働いているとみることが妥当に思えます。

前代未聞の事態です。もはや、トランプかバイデンかといった次元ではなく、自由民主主義の象徴であった米国で、その理念と思想が踏みにじられ、途方もない方向へと向かいつつあるのです。

仮に、このままバイデンが大統領に就くことがあっても、トランプおよび陣営、そして7000万を超えたといわれているトランプ支持者たちが黙っているとは思えません。

逆に、トランプ側の主張が受け入れられ、最高裁判所で今回の選挙に対する不正が認められたとしたら、米国社会は大揺れになることは必至です。

そして、当然に米国だけの話ですむはずもなく、世界に動揺は広がっていくことでしょう。この先、米国、そして世界は大きく揺れ動いてくる可能性が高まっています。いったいどうなっていくのか、想像もつきません。これからものすごい展開になるかもしれません。

しかし、今、自由と民主主義が奪われた香港で何が起きているかということを、私たちは知っています。

平和に民主的な訴えをしていた若者たちは収監され、重い刑罰が科せられています。民主メディアは廃業に追い込まれたり、当局の圧力で大リストラが行われたりしています。民主派の政治家は一人残らず国会から追放されてしまいました。こんな社会になったら、幸福などあるわけがないことは明白です。

今後、米国で、世界で起きてくることを注意深く見守り、手遅れにならないように良心に従って思考し、行動していくことが大切であると改めて心しています。

世界的良書『7つの習慣』を著したスティーブン・R・ゴビーは、「良心とは、私たちの心が澄んでいるとき、原則に沿っているかどうかを感知させてくれ、原則に近づかせてくれるために人間に与えられた賜物である。」と記しています。 良心に従って生きていると、原則と調和できる、と述べているのです。

原則とは、正義です。自然との調和です。

恩師、坂本光司教授は、ものごとの判断は「正しいか、正しくないか」「自然か、不自然か」この二軸で捉え、より正しく、より自然な方向へ思考と行動を整えよと示唆してくださいました。

今こそ、この教えを守り、一灯照隅の精神を忘れず、社会に明かりを燈し続けていきましょう。

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