第845号 改めて実感する人本経営の正しさ、凄さ、確かさ

第845号 改めて実感する人本経営の正しさ、凄さ、確かさ

改めて実感する人本経営の正しさ、凄さ、確かさ


『生き残るのではなく、生まれ変わる』

コロナ災禍が収束し、経済活動が再開できる転換局面を迎えました。もう元には戻れないという評論が目立ちますが、いつだって過去には戻れないのです。なにも悲観することはありません。今回のパンデミックを教訓に前へ前へ進んでいきましょう。

■持続可能性を高める

どのような未来をつくっていけばよいか、企業経営にとってもうこの答えは明白です。また再び、パンデミックに襲いかかられて売上がストップしても、数年は持ちこたえられるだけの体力のある企業体質をつくっていくことです。

今、実際にそれを実現している会社があります。伊那食品工業であり、昭和測器であり、他の「人を大切にする人本経営」を実践し、ここまでに自己資本比率を高め十分な内部留保を確保してきた会社です。

それらの会社は、今、七転八倒している会社と何が違うのでしょうか。

それは経営者の考え方です。コロナ災禍で伊那食品工業の塚越寛さんはこうおっしゃっています。

「結果として、新型コロナウイルスの感染拡大のようなリスクに直面したとき、経営者の考えの差がくっきり表れる。」

本当にそう思います。今回、真っ先にリストラに走った会社と誰一人解雇しない会社が存在します。この差は経営者の考えが明確に出ているとしかいいようがありません。

■経営者は社員の代表である

今回、よくわかったことがあります。それは人本経営を志している経営者は、自分が社員の代表者だと考えて行動しているということです。そこで働いている社員ならば、この危機に放り出されずに、雇用を守ってほしいと誰もが願うことでしょう。だから社員代表である経営者自らが、「誰もリストラしない」といの一番に宣言が出来るのです。

その行動が一人ひとりの社員の心に火を点けないわけがありません。「この会社で働くことが出来てよかった」「やっぱりうちの社長は信用できる」とお金を積むことででは絶対に得ることが出来ない信頼という絆を太く堅く育てることを実現していることでしょう。

この3か月間、一貫して社員の代表としての行動を取り続けた経営者の会社では、飛躍的に「関係の質」は高められているはずです。それが社員の数だけ、「思考の質」と「行動の質」に変換され、すごい勢いでⅤ字回復という「結果の質」にもたらされてくるに違いありません。年内、年度内で復活する人本経営の会社は少なくないとみています。

■今、堪えぬ感謝の念

改めて人本経営の正しさ、すごさ、確かさを今回、実感せずにはいられません。

伊那食品工業という会社に出会えてよかった
塚越寛さんがそのノウハウを残してくれていてよかった
導いてくださった坂本光司先生に師事させていただいてよかった
そして、なにより、そんな素晴らしい宝を育んできた日本に生まれてよかった

感謝の念しか湧いてきません。この御恩を社会へ還元していく使命感がふつふつと沸き起こってきます。

今月、満を持して開講いたします。また素晴らしい仲間と出会えることを期待しております。

【SVCからのお知らせ】――――――――――――――――――

★『人本経営実践講座2020』6月より開講いたします!
開催日:【東京第7期】2020年6月24日(水)~/【大阪第6期】2020年6月27日(土)~
カリキュラム刷新!
人を大切にする人本経営の伝道を天命にしている小林秀司が入魂する10か月。
株式会社シェアードバリュー・コーポレーションが絶対の自信をもってお届けする「いい会社」の実現を叶える学びの場です。
小林秀司からのメッセージです。
「カリキュラムを刷新し、さらに実践性を発展させました。必ず、参加してよかったと感じていただきます。2020年代を経営者、リーダーとして自信に満ちて歩んでいけるようになります。どうか貴重な時間を私たちに賭けてください。」

★『CHO養成講座 2』7月2日より再開決定!
開催日:2020年3月12日(木)~ 全8回 ※緊急事態宣言のため延期しておりましたが、7月2日より再開いたします
大好評 継続開催決定!
第1回開催のCHO(チーフ・ハピネス・オフィサー)養成講座は大変ご好評をいただきました。そのため、引き続いて第2回目の講座を開催させていただく運びとなりました。
精鋭講師陣による、目からウロコが落ち続け、幸福度が満たされた組織風土改革への確かな手応えと実践手法の数々の学びを得る体験をぜひ!
これからのお申し込みでも受講いただけますので、ぜひご検討ください。

【配信のお申し込み】――――――――――――――――――

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