第952号 キャラバンつくば 坂東太郎青谷洋治会長登壇記|2022|新SVC通信|株式会社シェアードバリュー・コーポレーション

新SVC通信

2022/08/08

第952号 キャラバンつくば 坂東太郎青谷洋治会長登壇記

「人を大切にする会社」に関するトータル情報誌【新SVC通信】



キャラバンつくば 坂東太郎青谷洋治会長登壇記



「パワハラがない職場のつくり方」出版記念全国キャラバン、
第2回目が8月1日、茨城県つくばにて執り行われました。
人本社労士の会、茨城会員のひまわり社労士事務所物江学所長の全面協力で
大盛況となりました。

今回の地元で珠玉の取り組みをしている人本経営実践経営者の特別ゲストは
株式会社坂東太郎の青谷洋治会長です。

いつもながら、心に染み入り、心の汚れが剥がれ落ちるような聴講感で満たされました。
心より感謝申し上げます。印象に残ったお話をシェアさせていただくことにいたします。

また絶対出してやりたい

収まらないコロナ禍、この3年近く、ファミリーレストランを展開する同社にとっては、
壮絶な日々の連続であったろうということは想像に難くありません。

実際、「ひどいことになった」と青谷会長。それでもボーナスを支給したということです。
すると感謝、感激を伝えたいと社員から
会長の携帯電話にお礼の電話が鳴りやまない状態になったそうです。

ここで会場の聴衆者に青谷会長は問いかけられました。

「みなさん、ボーナスをもらって経営者に電話をかけますか?かけないでしょう。
当たり前だと思っているのではないですか?」

わかるんだけどやっていない、当たり前のことを当たり前に続けること、
それが続くと特別になるのだと悟すように大事なことを伝えられていました。

そして、青谷会長は、「絶対また出してやりたいと思う」と熱く語られ、
そのご様子にジーンときてしまいました。

引き算でなく、足し算の経営を

「社員の成長なくして会社の成長なし。
しかし、会社の成長なくして社員の成長もない。これをどうわかってもらうか。」

シンプルな問いかけですが、重要な問いです。
何のために稼ぐのか、それは一人ひとりの幸せの増大のためにあることが明確になっていれば、
坂本先生が「いい会社」の基準として示している
年齢×15倍以上の年収を実現していくためと回答が出せます。

一人ひとりがその報酬水準となり、
会社もまた持続可能性を高め続けていくたための内部留保と未来投資を
それぞれ利益の2割を配分すると仮定した必要な売り上げ規模はどれ位になるのか、
こうして足し算して出てきた結果を数値目標とすることで事業計画の重みが違ってきます。
そこに社員一人ひとりが夢をもつと、それは掛け算の経営になっていくとは納得させられました。

はじめに会社の売上ありきで目標設定がされ、
そこから経費を控除して利益計画を立てる世の多くの企業が実践している引き算の経営ではなく、
足し算の経営によって幸せをもたらすということを
坂東太郎さんでも強く意識しているのだということが伝わって参りました。

考える力×情熱×力能×経営理念

進化論ということで、上記の公式を意識して経営を実践してきたと青谷会長。
力能とは能力の反対にした言葉で、時代変化に対応できる力のことだとご説明いただきました。

坂東太郎は高度成長期の「進化」、成熟期の「深化」、バブル経済崩壊後の「真価」、
そして、東日本大震災を経験して「心価」を遂げてきたと振り返られていました。

このことは、指導先やベンチマークをさせていただいている人本経営を実践し
花が開いている会社をみていると、実際に生じる現象であるという実感があります。
そして、いつしか、日本理化学工業がそうであるように、
その存在が「神化」していくほど神々しくなっていきます。

危機に際し、同級生、知人の会社、取引先、地主、各種団体等
たくさんの信じがたい支援の数々があり、
コロナ禍を乗り越えてられている現状があるということでした。
それは、日ごろ、今日、今、何をしているかで応援につながるということなのだと身に沁みたと
最後に締めくくられていました。

これは、伊那食品工業の塚越寛さんの3つの至言のひとつ
「敵をつくらない」のまさに実践なんだとすぐに理解できました。
改めて困難に立ち向かう勇気をいただきました。ありがとうございました。

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