第847号 リモートワークを成功へ導く性善説ベースの人本経営|2020|新SVC通信|株式会社シェアードバリュー・コーポレーション

新SVC通信

2020/06/15

第847号 リモートワークを成功へ導く性善説ベースの人本経営

「人を大切にする会社」に関するトータル情報誌
新SVC通信 第847号



リモートワークを成功へ導く性善説ベースの人本経営


テレワーク、リモートワークが急速に企業社会に定着しようとしています。

このため今後の経営人事マネジメントのあり方にも、大きな影響が及んでくるであろうことは必至です。

これまで当たり前であった職場での常識や態様も、そのありようを目的ベースで考え直していく必要に迫られてくることになるでしょう。

ここにも短期的な視点で、そうあるべきだと十分な思考をせずに、過去を踏襲していこうとする組織と、時代環境が変わったのだから、それはありかもしれないと柔軟な発想と行動をしていく組織とでは、この先雲泥の差になってきそうな予感がプンプンとしています。

この数か月、在宅勤務を余儀なくされた組織では、それまでの通勤主体の組織と比べて、その位置づけは何だろうと、おそらく考え直す、いい機会になったことがたくさんあるのではないでしょうか。

その最たるものが、「管理職」といえるでしょう。

メンバーがリモートワークになったとき、管理職は何を管理した、あるいは出来たのでしょうか。

もしも、メンバーが脇目も振らず目の前の仕事をこなすように目を光らせることが管理だと考える管理職だとしたら、この間、どのような思いで仕事をしていたことでしょうか。毎日毎日zoomでの定期ミーティングを義務づけ、報連相を欠かすなと指示し、相手からのレスポンスが遅いと気になって仕方がない日々を過ごしていたでしょうか。

少し極端な言い方をしていますが、ルールや強制、すなわち外圧的なコントロールによって、成果を求めようとすることを良しとし、そのために権限が与えられていると考えている管理職は、日々、気が気でなかったのではないでしょうか。そんな関係は、双方にとって長く続くはずがありません。それでは、組織がコロナ以前のパフォーマンスを継続的に得られるとはとても思えません。

■監視を強化する方向に持続可能性はない

人はやれと言われるだけでは、言われただけしか成果を生みません。「期待に応えよう、そのために自分に何ができるか」と自律的になり、自発的な行動をしていくことで、パフォーマンスは100を超えていきます。そこには信頼や相手のことを相互に理解できる関係の質を伴っていることが必要です。普段そういう関係性を築いてきたリーダーとメンバー間であれば、コロナによる今回の強制リモートワークの状態になったときでも、普段通り、むしろより気を使ったコミュニケーションが図られ、パフォーマンス的には全く問題が生じていなかったことでしょう。

このことは弊社のクライアントで人本経営を実践している会社の多くで確認できています。

つまり、人本経営では、もはや管理職という概念ではなく、支援型リーダーシップということがマネージャーやリーダーの役割として浸透しているので、リモートになったとしても、絆感は揺らがず、一定のパフォーマンスを持続的に達成していくことが出来るのです。

■労務管理は死語になる

かねてから、今後、経営人事マネジメントの世界では「労務管理」という言葉が死語になっていくのではないかと指摘してきましたが、このことが今般の出来事で加速していく気がしています。リモートワークには性悪説をベースにした管理はなじまず、相互信頼と期待役割に応えようとする自律性を生み出すエンゲージメントの高い組織風土が求められてきます。それらは性善説に基づく人本経営の実践により得られるのです。そこには、従前の外圧型管理職が存在する場がどこにも見当たりません。

この先、リモートワークを定着できる会社と、そんなものは今回限りの非常手段として元の鞘に納まろうとする会社と、二つの動きが顕著になってくるでしょう。

前者が主役になってくることは間違いありません。

これを機に人を大切にする経営が示す組織の「あり方」に対する正しい理解と認識が進み、実践行動していくようになっていくと考えられるからです。

すでに業績軸から幸せ軸へ舵を切った人本経営実践企業では、今回、さらに進めてきたことに対する自信が深まり、ますます社会で存在感を増していくことになることでしょう。事実、迷いなく判断出来たという声が数多く届いています。人本経営の時代、完全に夜が明け、燦燦と太陽の光が降り注ぎ始めています。


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株式会社シェアードバリュー・コーポレーションが絶対の自信をもってお届けする「いい会社」の実現を叶える学びの場です。
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