いい会社視察記録

株式会社アドバンティク・レヒュース


その会社は群馬県前橋市に存在します。当通信でこれまで指摘してきた人本経営のあり方をほぼ完璧に近い形で実現している会社でした。社名は株式会社アドバンティク・レヒュース。堀切勇真社長は弱冠34歳という若さです。まず、同社がどのような経営状況になっているか、事実を羅列していきます。

まだまだありますが、このくらいにしておきましょう。とにかく人本経営のあり方のオンパレードなのです。堀切社長は課題として、障がい者雇用、そして残業の削減を挙げられていました。それが実現すると人本経営の完成度100パーセントという状態とみなすことが出来る圧巻レベルの経営をしています。


何をしている会社かというと、分類では産業廃棄物処理業となります。この業界、石坂産業や協同回収など人本経営成功企業を輩出している事例は少なくありませんが、またもや素晴らしい会社を認識できました。32年前に創業されたご尊父である先代の経営もまた人本経営を骨格にしてこられたそうで、それが現社長に引き継がれ、ますます深化してきているという状況です。

「産廃業ではなく、環境コンサル業を営んでいる」と社長以下、社員たちの思いは一致しており、サービス業であるという認識で仕事をしているということでした。事業は収集運搬に特化して、処分場をもっていないということでした。業界ではおそらく非常識なのでしょうが、それゆえに収集に行った先の近くの最適な処分場や工場に繋ぐことで顧客からの高い評価を得て、そのノウハウが収益の源泉となっているそうです。ですから100あるというパートナー企業と共存共栄していくことが生命線ということでした。

堀切社長は、いつも会社は何のために存在するのか自問自答をしているそうです。正解というのはないのだろうけれども、ご自身は、「社員、そしてその家族が幸せになるためにある」、これしかないと思っていると熱く語られていました。自社や自分に満足し、幸せを実感しているからこそよい仕事が出来て、世の中に貢献の輪が広がり、幸福の総和が拡散していくと揺るぎなく核心を述べられていました。

幸福追求最優先で経営するからこそ高収益になるのであって、どっちが先かの議論は不毛だと一蹴されていました。

人本の世が訪れています。もう疑う余地のなくなる同社のベンチマークでした。心より感謝です。

新SVC通信 第636号(2016.05.30)より



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