第1109号 人本経営フォーラム2 開催記

第1109号 人本経営フォーラム2 開催記

人本経営フォーラム2が11月10日、11日の両日、新潟県十日町の幸せ軸ホテルベルナティオで開催されました。小林は基調講演とトークセッションでのパネラーを務めました。

基調講演で話したこと

  • 社労士として10年が経った頃、労働紛争解決ばかりをしている自分の仕事に疑問をもち、そのような不幸な出来事をなくすことこそが本当の社労士の仕事ではないかと気づいたこと
  • 運のいいことに世に誕生したばかり稀代の名著「日本でいちばん大切にしたい会社」に出会い、人本経営という幸せ軸経営があると知ったこと
  • 一心にこれを社会に広める活動をして17年、今では100%の時間、社労士の仕事は人本経営の伝道で構成されていること
  • とはいえ、最初の3年間は、社会から全く相手にされず、一つも仕事にならなかったこと
  • それでもブレずに邁進してヘッズさんから初の人本経営の指導をいただけたこと
  • そして、それが大成功して今があること
  • 人本経営の指導先は180社を超え、多くの企業はたくましく優しく成長していること
  • 有名企業の事例を挙げて業績軸型の大企業が中高齢者をリストラしまくっているのに対し、幸せ軸に舵を切った大企業は光り輝き最高益を更新しており、2025年は潮目が明らかに変わったこと
  • 人的資本経営と人本経営は全く違う経営であること
  • 丸亀製麺を展開するトリドールがベルナティオの影響を受けて幸せ軸に経営を変えたこと
  • ベルナティオ前総支配人の言葉「愛情をもって育てていけば愛情を返してくれる。ナアナアになる心配はない」を紹介し、人を大切にする経営とは、甘やかすことではないと強調したこと
  • その実証としてヘッズさんで実際に起きた動画を紹介し参加者に確信を求めたこと
  • いったん業績軸の顧客は減るかもしれないが、幸せ軸を強く信じて邁進していけば共感共鳴してくれる真の顧客が必ず増えていくこと
  • 幸せ軸の人本経営を信じてほしい。そして自分自身を信じること。それに尽きるのだとこの17年間を振り返って、今、心からお伝えできると言葉を添えて終演しました。

今回の気づき① 比較する行動は危険 理由・・・自己肯定・他者肯定が生まれにくい

たとえば相対性が強い評価制度を安易に入れると関係の質は高まらない。これが成果主義がうまくいかない要因であると新たに気づきました。

今回の気づき② 経営者10万人に人本経営を知らしめる

残りの職業人生、世の中が一燈照隅、萬燈照国となることを思い、自分としては1000社人本経営実践企業が増えることに貢献したい。100人に1人しか本気で人本経営を志さないのであれば経営者100,000人に人本経営を伝道する。これを実現するための行動を考えようと目標設定ができました。

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