第1122号 間違えないコンサルタントの選び方
2026.2.24
東京商工リサーチによると、2025年の「経営コンサルタント」の倒産は、2006年以降の20年間で最多の170件(前年比10.3%増)に達し、コロナ禍の2022年から4年連続で増加したということです。~2025年「経営コンサルタント業」倒産動向 生成AIなど、新たな技術が急速に普及し、経営相談はAIがその役割を担いつつあることが要因であり、多様な顧客ニーズへの対応と価値創造を提供できるかが問われてきていると指摘しています。
企業と共倒れするコンサル
30年近く、この業界で生きてきた身からすると、確かにろくでもないことを言っているコンサルをたくさん見てきただけに、淘汰されていくのは道理だと感じています。わが国の事業者数はバブル期をピークに約6割の337万者に減じています。ソース コロナ禍で統計の更新が進んでおらず、この数値は2021年のものです。すでに5経過しています。このところ毎年倒産がおよそ1万件、廃業が約7万件と報告されていますので、ひょっとするとすでにわが国の企業数は200万社台に落ちているかもしれません。こうして沈んでいく企業を救えないコンサルが共倒れしているのです。
顧客ニーズはただ一つ
記事は多様な顧客ニーズに応えられるかと強調されていますが、当方は、顧客のニーズはただ一つ、すなわち持続可能性を高めて永続の道へそのクライアントを導いて差し上げることだと考えています。その答えとして、幸せ軸の人本経営の実践するための手法を商品化することに心血を注いできました。この18年間は専らその道をひた歩く年月を重ねてきました。気づいたのは2008年でした。それまでの10年は、助成金や評価制度コンサルなど持続可能性の向上とは無縁の利益に直結する業績軸の話をちらつかせて顧客開拓をしていたわけです。
目先の利益に目を奪われない
業績軸から幸せ軸へ経営の舵取りを変えることは、とてもエネルギーが要ります。そして、どうしてもそれが風土として根付くまでには一定の時間が必要になります。自分自身、現在の仕事に転換するために、それまでの業績軸の仕事を封印し幸せ軸の仕事を実現するまでに3年の年月を要しました。ですから、これを決断できる経営者は目先の利益に目を奪われない達観性の優れた方になります。よって、今も爆発的に人本経営の仕事の受注が増えている訳ではありません。そして、これからもそうだろうと予測しています。しかし、出会ったご縁は確実に良縁となり、長く継続していきます。それは確かに持続可能性の向上に貢献できているからとの証左かと存じます。
コンサルタントの選び方
どのコンサルタントにしたらよいか、その選び方は簡単です。そのコンサルがした仕事の結果は、そのクライアントが今どうなっているかが答えなのですから。生産年齢人口が減じ続けていくことが確定的な現在、未来に向けて持続可能性を向上させるためには、「採用の成功」「低離職率」「好業績」という新三種の神器を手に入れることです。たびたび当通信でも紹介させていただいていますが、弊社が人本経営の指導をしたクライアントをみてください。見事にこれらを実現しています。一方、人的資本経営なる耳障りのいい言葉で、ジョブ型雇用に転換していった企業は今どうなっていますか?そこまで貢献してくれた中高齢社員を何百、何千、何万とリストラしているのです。残った若年世代は、そこに自分の将来の姿を見せつけられているのです。とてもモチベーションが上がるとは思えません。そして、良識のある新卒たちはもうそんな会社への就職は選択しなくなるでしょう。神器を手に入れるどころか自傷行為を繰り返しているのです。そして、そんなコンサルしかできないコンサルだから淘汰されていく。これが現実ということでしょう。
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