第1016号 満を持して、「GCC-グッドカンパニークラブ-東京」、立上げへ

第1016号 満を持して、「GCC-グッドカンパニークラブ-東京」、立上げへ

満を持して、「GCC-グッドカンパニークラブ-東京」、立上げへ

1012号でレポートしたとおり、今年に入ってから例年にないペースで中小企業が倒産しています。
一方、未来工業が過去最高益予測を上方修正したように
人を大切にする経営を確固たる形にしている企業では、
過去最高の成果を達成している企業が続出しています。

世の中の企業は完全に二極化し出した

2023年は、明確に幸せ軸で発展し永続の道を走り続ける企業群と業績軸を去れずジリジリと追い込まれ
「既往のしわ寄せ」倒産予備軍となる企業軍の両極端な状況が鮮明になってきたと感じます。
割合では幸せ軸:業績軸は2:8だと推測していて、依然、幸せ軸経営企業群は少数派です。

しかし、年々割合が増えてきていることも確実です。このような情勢下にあって、
人的資本経営やウェルビーイング、パーパスなど幸せ軸の概念に近いワードが
近年注目されるようになってきました。
ところが、前述したとおり、まだ世の中でまともに幸せ軸経営を実践実現できている企業は少数派です。
その理由は流行りの言葉を使っていても、
その内実は依然として業績軸から抜け切れていないケースが
後を絶たないからだと言わざるをえません。

目先の売上、利益に拘泥する業績軸経営から脱却し、
経営に関わる人々と最良の関係を構築する幸せ軸経営を実現していくことが、
今、すべての企業にとって命題になってきていると強く認識しています。
それも本気で突き抜けていくことだと日に日に感じています。

人本経営とは「業績」から「幸せ」に経営の軸(目的)を変換すること

その唯一の正解が、人本経営の実践だというつもりは毛頭ありません。
しかし、人本経営は揺るぎなく幸せ軸経営を推進できる「あり方」ですから、
その選択をすることで確実に未来は拓けてくることは保証出来ます。

業績は必要です。しかし、それを目的としてしまうから、今、多くの企業が七転八倒をしているのです。
消費者が右肩下がりで減り続けている時代、
売上が欲しいから価格で振り向いてもらおうと考えることが業績軸です。
安売りしなくとも、こちらの言い値で買ってくださるお客様、すなわちファンをつくることせずに、
これからの時代に存続はあり得ないのです。
お客様に向き合いファンになってもらうために社長一人でできることなどごく僅かです。
社長は一人しかいないのです。一人でどれだけのお客様満足を与えられるでしょうか。
社員がその仕事をしてくれなければ明日はないのです。
高い給料を出せば、お客様満足を高めてくれるでしょうか?
100パーセント、YESとはとても言えません。

技術論でないお客様満足の高め方

視察した850社の顧客満足度の高い会社に共通していたことは、
そこで働いている社員の活き活きしている様や心遣い、明るい笑顔とか、
やらされ感のない接客やもてなしを感じているうちに、
気づくとこちらの意識がハイテンションになっているということだったのです。

お客様満足は技術でないのです。
社員の幸福度、そして人間力の高さに直結するのがお客様満足度だということが真実なのです。
だとすれば、経営の目的は、一人ひとりの社員の幸福度をいかに高められるか、
これにかかっているとしか考えられないのです。それが「幸せ軸」です。
人本経営は寸分違わず、組織を、会社を「幸せ軸」へと誘います。
しっかりとその実践ノウハウは構築してきましたから、
どうか信じて、実践していってほしいと改めて心から願います。

人本経営は揺るぎなく幸せ軸経営を推進できる「あり方」です。
そのことをお伝えし、ともに研鑽していく場の必要性を感じております。

大阪の成功事例を東京で再現を目指す

人本経営の伝道活動で目覚ましい成果のあった地域、大阪では
株式会社ヘッズの暮松邦一社長と手を取り合って地元に幸せ軸経営の同志、仲間を増やすための場として
GCC(グッドカンパニークラブ)を共同発起して盛り上げて参りました。
確実に参加企業は幸せ軸へと変貌を遂げています。

【お知らせ】――――――――――――――――――――
おかげさまで新SVC通信は、発刊1000号を迎えることができました。

これを契機に、さらに人を大切にする人本経営について
伝道していく使命を色濃くしていきたいと考えています。

つきましては、しばらくの猶予期間を経て
今後は以下の配信申し込みをしていただいている方限定で
配信させていただくことを予定しております。

バックナンバーも同時に限定化していく予定です。

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