第1000号 これからも、人本経営を信じて生きていく

第1000号 これからも、人本経営を信じて生きていく

これからも、人本経営を信じて生きていく

当通信、いよいよ1000号の発行となりました。

皆様からの「読んでいるよ」「参考になった」といったお声がけに支えられて、
ここまでの礎を築くことができました。
心より御礼と感謝を申し上げます。

2008年3月に世に生まれたばかりの名著「日本でいちばん大切にしたい会社」に出会い、
私の職業人生は一変しました。

もう労働紛争ばかり起こしている会社とのお付合いはごめん被ると決断しました。
本に出て来るような「いい会社」をつくるお手伝いをしたいという一心にかられ、
当通信のメッセージも激変いたしました。

書きも書いたり800本

初めて伊那食品工業を紹介したのが2008年3月31日に発刊した231号でした。
それから、15年と5か月、800本近く人本経営のことを書き続けきました。

当時は「人を大切にする経営」という言葉は知る人ぞ知る世界で、
実際に実践している企業は数えるほどでした。

経営者に気づいてもらうしかない、
そのためには発信し続けていくしかないと
本通信に思いを託し続けて今日に至りました。

著者の坂本光司先生を師匠と崇め、40歳半ばでまさかの大学院生となり、
修士課程をこなしていきました。
本当に先生に力をつけてもらったおかげで、発信力は格段に増していきました。

幸いにも学び始めて1年半後、
出版社がつき初の人本経営の書「元気な社員がいる会社のつくり方」を
上梓することとなりました。

本を書き下ろせる力がついていた

この本は、数々の出会いをもたらし、
一気に人本経営伝道の道を大きく拓いてくれました。

毎週毎週この通信を書き続けてきたからこそ、
一冊の書籍を書き上げる力がついていたのです。

実は、土曜日か日曜日の午前中、
場合によって午後まで、唸りながらこの通信を書いているのです。

生みの苦しみを味わいながらも、いい作品ができたときは、達成感は半端なく、
その日のビールは本当に美味しいものです。

不思議な体験

不思議なことがあります。
時々過去の号を振り返ったときに「これは本当に自分が書いた文章や表現なのか」と
戸惑うことがままあるのです。

自分でいうのもなんですが、よくこんなことが書けたなと感心してしまうのです(笑)
夢中で集中して書いているとき、
もしかすると英知ともいうべきものが天から降りてきて
指先がパソコンのタイプを打っているのかもしれません。

これは人を大切にする経営というものが、
天命と一致しているからの賜物に他ならないと理解しています。
きっとそういうことなのでしょう。

人本社労士という使命をもち、天命と一致しているから、
時々神様からご褒美をいただけているのだと解釈して、
これからも有難く授かってまいりたいと存じます。

いよいよ人本経営時代の幕開け

ふりかえって今、人本社労士として
自分自身の職業で業績軸から幸せ軸へ方向転換した決断は正しく、
幸せな職業人生を歩んでくることができたとほとほと感じます。

そして、今、さらに世のため人のため
発信し続けていかなければという感を強くしています。

これから起きることは、業績軸経営の大淘汰です。
前号でみたとおり、ビッグモーター事件はその端緒です。

依然、7~8割は存在しているとみられる
売上・利益至上主義の業績軸経営は限界、終焉を迎えたのです。

悲劇が多くの企業で起きてくるでしょうが、
幸せ軸の経営による救済しか答えはありません。

悲惨な取り返しがつかない出来事が起きないよう、
さらに人本経営実践の重要性を世に問うていきます。

人本経営が増えれば増えるほど子宝に恵まれる労働者は増え、
少子化の流れは食い止められ、やがて再びの生産年齢人口増という局面を迎えるでしょう。

世の中は確実に反転そして好転していく。
これからも人本経営、信じて生きていきます。

■ご案内 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

9月6日人を大切にする人本経営を正しく理解し
実践していくためのイベント『人本経営まつり』を開催します。

業績軸から幸せ軸へ、そのきっかけとなる一日になることでしょう。
ぜひご参加ください。

【お知らせ】――――――――――――――――――――
本号で新SVC通信は、発刊1000号となります。

これを契機に、さらに人を大切にする人本経営について
伝道していく使命を色濃くしていきたいと考えています。

つきましては、しばらくの猶予期間を経て
今後は以下の配信申し込みをしていただいている方限定で
配信させていただくことを予定しております。

バックナンバーも同時に限定化していく予定です。

まだ配信登録されていない方は、
これを機にご登録をしていただきますようお願いいたします。

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