第857号 コロナのおかげで採用の好機がやってきた

第857号 コロナのおかげで採用の好機がやってきた

コロナのおかげで採用の好機がやってきた


帝国データバンクによると、企業の人手不足感が大幅に減少しているということです。

正社員が不足している企業は30.4%で、前年同月比18.1ポイント減じたといいます。

コロナ災禍でよもやの展開といえるでしょう。生産年齢人口の減少は数十年の間、労働力不足を常態化させる社会環境にありますが、コロナで企業の経済活動がダメージを受け、採用が一気に冷え込んでいるということを伝えるニュースです。しかし、それでも終わりのない「いい会社」づくりのために、採用を継続していく姿勢を人本経営を志している皆さんには示してほしいと願います。とくに新卒採用はいったん切らしてしまうと、善循環を持続していく企業文化に与える影響は思いのほか大きいので留意が必要です。むしろ優秀な人材に出会える確率が、いつにも増していると考えて行動するのが正解といえるでしょう。

そんなことを人本経営の仲間にはメッセージしようと考えながら過ごしています。これまでに沢山の人を大切にする「いい会社」をベンチマークし、実際に自らが顧客になることもよくあります。そして、客の立場から「やっぱりこの会社凄いや」とか、「そうでなくては」と刺激を受けることが少なくありません。この採用についても最近、「やはり」ということがありました。

■快進撃カンパニー オオゼキの今

ホームステイということで、食材を買いにスーパーに行く機会が増えています。筆者の居住地は、地元私鉄系列のスーパーが幅を利かせています。鮮魚の値段の高さに辟易することや、代わり映えのしない品揃えに飽きて、隣町にあるオオゼキへわざわざ出向く時があります。歩くと往復小一時間ほどかかるのですが、在宅ワークによる運動不足解消にも持って来いと行く回数も増えています。そして、訪れると近所のスーパーとは段違いな満足感に包まれて帰路につきます。掘り出し物に出会える感があること、いつ行っても不快な思いをしないこと、そして、買った食品に外れがなく期待通りであること、値ごろ感もあり、家族も喜び、「さすがオオゼキ」となって、また行きたくなるのです。文字通りファンとなっています。

先日訪れたとき、たくさんのお客さんでごった返している店内に掲示されたポスターが目に飛び込んできました。

オオゼキでは正社員比率が70%近く、さらに配属は本人の希望を叶え、店ごとに市場に行って仕入れるという業界の真逆を行く経営を貫いていますが、この求人募集広告の一番上に「100%希望の部門に配属」と赤い字で強調されていました。リクナビ2019では、同社は「オオゼキは社員に責任のある業務を任せる、現場の社員に仕入・販売を任せるといった社員第一主義も大切にしています。これらの実践によりお客様とのコミュニケーションの中から全ての新しい事が生まれるという独自の店舗経営理念の基に根づいた方法です」とメッセージしていますが、なにを大切にしているか、ぶれていないことが確認出来てうれしくなりました。

そして、コロナ渦の今、採用の好機ととらえているからこそ、こうして採用活動を積極的に打って出ているのだろうとピンときました。

結果、さらにいい人財とのご縁が広がるようにと、ファンの一人として願わずにはいられませんでした。

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