第800号 ありがとう。新SVC通信発行800号到達

第800号 ありがとう。新SVC通信発行800号到達

2003年9月1日に産声をあげた「新SVC通信」が16歳となり、とうとう創刊800号となりました。

■守りの実践誌だった創刊時

当通信、創刊時は「負けない企業の経営人事を考える実践情報誌」と題していました。当時は、跳ね上がる社会保険料や相次ぐ労働法改定に対して、知恵を使って守りを固める経営人事の考え方という視点で記事を書いていました。だから“負けない”というフレーズをキャッチコピーに用いていました。

この時分は、もっぱら実務的な言及をしていました。なかなかマニアックで、今読み返すと思わず「凄いな」という内容も多くみられます。200号のタイトルは『横綱の‘うつ’がもたらす社会への影響』というもので、なんと朝青龍がバッシングされて精神的におかしくなったというニュースを踏まえて、うつ対策を論じています。当時は、自分に出来ることで関わる経営者や会社の皆さんのお役に立ちたいという一心だったのだと思います。ただ、はっきり言って読んでいてワクワクしませんから、残念ながらあまり面白いものではなかったのでしょう(笑)。

■攻めの実践誌に転じた300号

そんな流れが300号から変わります。コピーは「選ばれる企業の経営人事を考える実践情報誌」へと前向きになり、現在の人本経営の土台となる理念経営の重要性を強く意識した、メッセージ性の格段に強い情報誌へ変身していきました。

就業規則をガチガチに高めても労働紛争は解決できず、会社は一向に良くならないことに気づき、労働紛争が決して起きない健全な職場をつくることこそが、企業の経営人事にとってなにより重要であるということへの確信が日に日に増し、また、師匠となる坂本光司先生との出会いと教えにより、本当に人生観が変わった時期でした。

■障がい者雇用でブレークスルーした400号

400号のタイトルは『企業における障がい者雇用のロールモデル、実現へ』となっています。人を大切にする経営の実現という視点から、象徴的な障がい者雇用の企業経営における意味合いを解く記事が多くなっていきましたが、この400号では、ひとつのあり方の結論に到達しています。

この頃から多くの顧問先、関与先で障がい者雇用が実現し、それがさらに会社を輝かしていくという事例が増えていきました。助成金や年金のことでしか社労士として活動してこなかった点を大いに反省し、自分の職業の中心領域である雇用という分野でブレークスルーできたことは、本当に価値があることでした。

■確信から信念へ深化した500号以降

500号では、コピーが「人を大切にする会社に関するトータル情報誌」となり、以降は、人を大切にする人本経営についての確信が自信、そしてゆるぎない信念、絶対的価値へと進化・深化していきます。

600号では、タイトルはズバリ『600号の確信 人本経営の世紀へ』と断じています。それもそのはずで、満を持して開講した「人本経営実践講座」の参加企業において、数々のミラクルが現実のものとなっていくことを現場で体感する日々となったからです。

700号では、近未来の企業社会で起きる5つの予測をさせていただきました。

 ①会社という概念が変わる
 ②平成経営者が活躍する
 ③採用できる会社とそうでない会社に二分する
 ④家庭の事情を優先して働くことが常識となる
 ⑤管理から支援への転換が一層進む

というものです。平成経営者の活躍はまだまだ現象化していませんが、それ以外は予測どおりと感じています。

■900号、1000号にむけ時代はよくなる

トランプ政権の出現、保護主義の台頭、常軌を逸した韓国の態度など、世界情勢は波乱に満ちていますが、大きな目で見れば、経済至上のご都合資本主義が、人を大切にする人本主義が世の中の趨勢になるにつれ、断末魔の叫びをあげている様相だと感じます。

当通信が900号、そして1000号になるにつれ、時代はさらに人本の色が濃くなり、調和善循環していくと信じています。

そして、そうであるよう、これからも前進を続けていきます。

会社、職場の企業風土・文化を幸福度増大を最優先に変革していきたい皆様に必ずお役に立つ内容です。
現在、これ以上の講師陣編成はありえないと思われる「人を大切にする経営」に寄与する独自のノウハウをもつ素晴らしいメンバーにご協力をいただけることになりました。
前へ前へと、これからの時代に進もうとする方のご参加をお待ちしております。
※第3講(9/26、10/17、10/31)のみの特別聴講も募集中です

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