第735号 「いい会社」検索、3億件ヒットの時代

第735号 「いい会社」検索、3億件ヒットの時代

「いい会社」検索、3億件ヒットの時代

いい会社――。

最近では、社会的に意識されるようになってきた、聞き慣れたフレーズです。

グーグルで[いい会社]と検索すると、なんと3億件ヒットします。そして、このことを書き続けてきたおかげでしょうか、PCサイトでは5番目、モバイルでは4番目に弊社のサイトが上がってきます。

弊社のサイトでは、人本経営に成功している会社が「いい会社」だと定義しています。これについては、これからも微動だにせず提唱し続けていく所存ですが、改めて「いい会社」ということについて、考えてみたいと感じています。

検索する立場になってみたとき、どういう目的で「いい会社」とキーボードやタッチパネルから入力しているのでしょうか。

■いい会社ポイントを強調して、インパクトある求人活動をする

一番に考えられるのが、就職先を探している求職者でしょう。だれもがブラック企業で働きたいとは思っていないでしょう。ですから、「いい会社」を探してみようと検索しているケースです。しかし、何をもって「いい会社」と思うのか、これはまた相当に個人によって価値観が分かれるところです。

いろいろ考えられます。これだけ多様性があると、普遍的に、万人にとって「いい会社」ということは出来ないようです。

そこで、企業としては『〇〇について、自信をもって「いい会社」といえます。』というメッセージを発信しておくことが、とても重要であるということに気づかされます。そのセールスポイントに反応する求職者が応募してきてくれることで、採用上のミスマッチも確実に防ぐことが出来ます。

経営理念を前面に打ち出す理念採用と考え方は似ていますが、さらにもっと求職者との価値観の共有を図れることでしょう。ぜひ、自社の自慢のいい会社ポイントを求人に際して明示し、インパクトのある採用活動につなげていきましょう。

また、求職活動をしているのであれば、「いい会社」に加えて、自分がこだわりたい価値観を検索条件に入れると、よりフィットする会社に出会える可能性が高くなります。

■「いい会社をつくりたい」を実現させる

次に、求職者以外で「いい会社」と検索するケースはどんな場合があるでしょうか。見込み顧客が商品やサービスをいくつかの会社から選択するために検索する、ということはあまり考えられません。すでに口コミサイトは発達していて、そのニーズはそちらの独壇場でしょう。

いい会社をつくりたい、いい会社になるためにはどうすればいいのか、と考えている経営者やリーダーが、「いい会社」で検索しているケース、というのが次に考えられるところでしょう。そういう方々に、人本経営の重要性に気づいてもらい、実践という行動に結びつけていってもらうのが、まさしく弊社の使命といえるでしょう。

「なるほど、人本経営か。たしかに悪くなさそうだ。」と弊社のサイトに来てくださった方の多くは感じていただけるものと存じます。しかし、そこから実際に人本経営でいい会社をつくる行動に変えていくことは、とてつもなく距離があると認識しています。「知っている」ことと「出来ている」ことは、雲泥の差があります。この溝を埋めていくために、もっと役に立つ仕事を肝に銘じてこれから展開してまいります。

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