第730号 古くて新しい人本経営成功のための最大の鍵

第730号 古くて新しい人本経営成功のための最大の鍵

古くて新しい人本経営成功のための最大の鍵

業績軸から幸せ軸へ転換したヤマト運輸。「社員がイキイキと働ける職場を作り直し、社員の満足を高めていくこと」が最優先事項であると打ち上げて1年が経ちました。

そのヤマトの近況が報じられています。

■値上げして取引先が減ったのはお客様のおかげ

昭和の高度成長期の会社経営者がタイムスリップしてこの記事を読んだら、何が何だかさっぱりわからないに違いありません。あまりにもこれまでのビジネス感覚から真逆すぎるのです。

■ヤマト運輸、非正規5000人を正社員登用へ

これもまた昭和の経営者にはショッキングな記事でしょう。

人件費はコストで、節減の対象とすべき経費項目ということが当たり前でした。

しかし、時代は変わりました。その変化は否応なしに押し寄せています。

今、未曽有の人手不足常態化時代を迎え、日経が人手不足対策をテーマにした展示会(2018.7.18~20 東京ビッグサイト)を開催することになったとのメディアリリースもありました。企業社会がどれだけ深刻に人手不足に悩まされているのかが察せられるニュースだと感じます。

しかし、人手不足問題はそんなに深刻にならないのではないかという感もしてきました。

なぜなら、この期に及んで業績軸から幸せ軸へ改革・革新できない経営者が率いる企業には、もはや10年後はないと考えられるからです。

どんなに業績がよくても、人が定着しない会社に将来はない、ということが現況下で起きている出来事です。ですから、人手不足の波が、やがては人を大切にする経営を顧みない旧態依然の自己中心的な経営者の会社を淘汰していくのではないかと考えられるからです。

これから人を大切にしない会社の数は減じていきますが、それと入れ替わって人本経営に成功する会社は年々増大していくことになり、徐々に必要なところに人が集まるようになり、予定調和的に人手不足状態は緩衝されていくのではないかと期待したいのです。

■経営者の心の育成をどうしていくか

人本経営の必要性が社会的に増してきていることは、繰り返し伝えている通りですが、人本経営は単なる経営手法ではありません。そのため、人本経営が大事だと気づけても、すぐに実践できる経営者と、なかなか実践できない経営者に分かれてしまっていると感じるのです。

手法であれば、コンサルタントのような存在が助言指導して、なんとか形にしていくことはそれほど難しくありません。しかし、人本経営は経営者の心そのものなのです。全身全霊で体現していくことが求められていきます。

このことが、「言っていることは決して難しくないけれど、その実践はことのほか難しい」と人本経営を感じさせている理由なのではないかと思います。

経営者の人格、識見、実はこれが人本経営成功の最大の鍵となっているのです。

これら心の部分をいかに整え養っていくか、今また古くて新しいテーマに直面しています。きっと答えは見つかると思っています。いや、見つけなければならないと自問しています。

みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

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