第673号 発表!第6回四国でいちばん大切にしたい会社大賞

第673号 発表!第6回四国でいちばん大切にしたい会社大賞

発表!第6回四国でいちばん大切にしたい会社大賞

第6回四国でいちばん大切にしたい会社大賞が発表されました。

今回は4社が受賞の運びとなりました。

四国は人本経営の先進地区であると幾度となくお伝えしてきましたが、今回の受賞企業の取り組みがまた素晴らしいのです。

前号でご紹介した、在宅医療という医療業界で新しい道を切り開いている医療法人ゆうの森も今回、めでたく受賞となりました。

それ以外の受賞企業は次の通りです。

四国経済産業局長賞に輝いたのは、徳島にある株式会社ときわです。

人気職種であり、働き手確保に困らないためか、これまでいい会社の事例としてほとんど取り上げられることのなかったブライダル産業からの受賞となりました。

人気職種とはいえ、少子化の影響と若い人たちの結婚に対する価値観が大きく変わってきているため、今後、ブライダル産業はかなり厳しい状況が想定されています。そんな中、「働く社員自身が幸せでなければ、いい仕事ができる訳ない」と2015年に社長に就任した髙畑富士子さんは、全社員と1対1の面談をしていきました。目的は社員一人ひとりの家庭の事情を理解するために行ったといいます。家庭の都合を考慮しながら、より働きやすくなるように仕事の割り振りを考えていきました。

現在、正社員は7割、女性社員も7割で管理職も過半数となっています。仕事と子育ての両立にはかねてから気遣いをしていて、これまで育児休業からの復職率は100%を誇り、120名の社員に47名の未就学児がいる状態をつくり出しています。

中小企業基盤整備機構四国本部長賞に輝いたのは香川の有限会社ジェムと徳島の株式会社はなおかとなりました。

ジェムは観音寺市を拠点に11の英会話スクールを営んでいます。四国の企業で初のGPTW=Great Place to Work(働きがいのある会社)にランキング入りしています。

ジェムではすべて米国のネイティブが教えています。経営者の合田美雪さんは、もともと米国での教師歴があり、帰国後、ホンモノの語学教育を行いたいと英会話スクールを設立したのです。米国人が米国語で米国語を教えるという、まさしく米国の子供が母国語を覚えて行くのと同様の環境が設定されています。日本語に翻訳してしまう公教育では、実際のところ会話が出来るようになるのはむずかしいというのです。

考えてみれば、日本人も日本語で日本語をしゃべれるようになっていった訳ですから、英会話も同じことだという訳です。ここに通う子供たちは、半年もすると米国人の教師と米国語でジョークを言えるようになるそうです。そして、高校卒業まで通い詰めると、受験の英語でも格段に実力を発揮するようになるということです。

合田さんは地域の教育環境をよくしていくこのジェムのビジネスモデルを拡げていくことに関心はありますが、ご自身が東京や大阪でビジネスを展開するつもりはないと明確です。その拠点に何かあれば90分で駆けつけることが出来る距離感を保ち、社員との対話ができることが重要だと考えているのです。

株式会社はなおかは注文住宅の設計、施工、販売を手掛けています。地域ではナショナルブランドのメーカーを押さえて着工数は1位となっています。1か月に着工できるのは、現時点では12棟が限度だそうです。しかし、85棟の予約が入っているそうですから、7か月待ちの受注残があるのです。

人気の秘訣は、大工さんと専属契約をしていて、しっかりと「親切に 丁寧に きっちりと」という社訓を共有できていることにある、と花岡秀芳社長は語られています。

専属大工は現在66名となっています。この大工さんたちと社員旅行ならぬ大工旅行をするのが習わしで、関係の質を高めていくことに余念がありません。

今回の受賞企業は、深刻化する少子高齢化の事象に危機意識を強く持ちながらも、社会の課題に応え、地域になくてはならない存在になっているということが共通点として感じられました。

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