第1111号 自社で、自分の仕事で「幸せ」をどう定義するか
2025.12.1
わが社にとって「幸せとは何か」、これについて答えを出し、全社員が納得している状態を組織風土・企業文化にできた会社が突き抜ける時代を迎えていると元気な最近の企業の動向をみているとつくづく感じるところです。
至極の日本理化学工業、故大山泰弘会長の言葉
「究極の幸せは4つ」だと50年以上も障がい者雇用を実践し続け、日本中に忘れかけていた大切な良心を取り戻すことに多大な貢献をされた日本理化学工業の故大山泰弘会長は語っています。
これまで本通信でもたびたび取り上げていますが、改めて4つの究極の幸せとは、「人に愛されること」 「人にほめられること」「人の役に立つこと」 「人から必要とされること 」です。
突き詰めると、まさしく今の仕事で、いかに人様の役に立つように工夫していくか、ということは万人に求められる課題でしょうし、その仕事が発露して、関わった方々が喜び感謝や感動しているという承認(ほめられること)があることでやりがい、生きがいは高まります。そして、しみじみと自分という人間がこの世に生まれてきた意義を感じると、必要とされている自己肯定感、尊重感は高められていきます。それが幸せ軸に生きるということです。
社労士という仕事で幸せ軸に転換した小林のケース
27年前、社労士がよくなれば中小企業はよくなる。さすれば日本はよくなると起業
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社労士として10年が経過。それは失われた10年という社会だった。多発する労働紛争、困っているから紛争解決という力仕事をこなしたが、いっこうに会社がよくならない
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そういう不幸な出来事がない社会づくりに貢献することこそが社労士が真に役立つことと気づいた
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人を大切にする経営(人本経営)を知り、これを世に広めていくことだと覚醒し、行動を変えた
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綺麗ごとをいうなと去っていく経営者が続出した。幸せ軸の経営を訴えてもほとんど反応がなかった
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経営状況はきつくなったが、人を大切にすることを顧みない業績軸の顧客が減ることはやむなしと考え、できた時間で学びを深めた
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坂本教授のもとで修行すること3年。遂にヘッズさんと運命的に出会い初の人本経営の仕事が大成功
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その後、指導先は徐々に増えていき、現在の社労士の活動は100%幸せ軸の人本経営の伝道になった
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現在、仕事でストレスが一切ない状態。理想と現実のギャップに悩みながらもブレずに初心貫徹したことで今があると改めて確信
幸せ軸への舵取りで起きること、そして克つべきこと
小生の幸せ軸転換のこれまでのプロセスを掲げましたが、アンダーラインの行動や現象は、おそらくすべての幸せ軸経営成功者に共通することであると考えられます。すなわち、幸せ軸に生きることの重要性の気づき、それを行動に変えていく知行合一の実践、しかし、そう簡単に状況は好転せず理想と現実のギャップに直面すること。そこで岩をも砕く信念で3年は学びを深め行動を継続していくと、必ずや光がさしてくるということです。それはまさしく後光といえるでしょう。今、本当にこの世に生まれてきてよかったと心から思えますし、少しは社会をよくしていく貢献に役立っていると実感ができでいます。また、当方に出会えて本当に良かったといってくださる方も増えてこちらが感謝の念に堪えません。皆様の仕事で、今よりも役立つため、社会に必要とされるため、積み重ねていきたいと思うこと、それはどんなことでしょう?
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