第1119号 ホンモノだったトリドールの幸せ軸経営

第1119号 ホンモノだったトリドールの幸せ軸経営

丸亀製麺を展開するトリドールホールディングスが幸せ軸経営に大きく舵を切ったことを以前にレポートしました。粟田貴也CEOは心的資本経営という表現をしてその意味をこう説明しておられます。

「これから労働力人口が急減する中で、感動を提供してくれる人を集め続けるのは容易ではありません。そこで至った結論が、働く人々の幸せ(ハピネス)こそが最優先ではないか、という考えです。従業員が上からの指示やマニュアルに従わされるのではなく、みずからの内発的動機によってお客様に接することで初めて、本当の感動が生まれ、それが会社の持続的成長につながる。そう確信し、心的資本経営を掲げるに至りました」

シンクロする心的資本経営と人本経営

「働く人の幸せが一番」とするそのコンセプトはまさしく幸せ軸経営であり完全に人本経営と一致していると認識できます。これだけの巨大企業が、幸せ軸経営の重要性に気づき、トップが本気で追及するという出来事は、本当に世の中が変わってきたということを実感せずにはおられないと報告しました。

そして、とうとう実際に同社で心的資本経営を形づくる役割を担っている部署の責任者とメンバーに接見する機会が実現いたしました。弊社の「人本経営」のサイトもよくご覧いただき、親和性を感じていただいての出来事でした。

ホンモノの幸せ軸経営

結論から申し上げますと、トリドールグループは心的資本経営によってホンモノの幸せ軸経営を実現しようとしています。店長の役割を大幅に見直し、これから現場で幸せ軸経営を率先垂範できる専門人材「HKO=ハピカンオフィサー」を大量に養成していくことを目指しています。

HKOとは、従業員のハピネスを増幅し続けることで、お客さまに提供する感動を常に進化させ、お店を繁盛させ続ける、店舗における最高責任者でありその役割は次のとおりとしています。

「ハピネス→感動→繁盛」

トリドールの価値の源泉である従業員一人ひとりが、幸せを実感でき「お店大好き!」と思える居場所をつくる。そうすることで従業員の動機が生みだされ、内発的にお客様の感動創造のために自らが動くようになる。結果として、お店の繁盛をつくりだしていく。ハピカンオフィサーとは、このメカニズムを熟知し、さらに自身の考えに昇華し実践することで、お店を繁盛させつづけ、結果としてトリドールを進化させ続ける店舗の最高責任者です。

今後、小林秀司はこれまでの人本経営伝道の経験値を全力で注いで、この体制づくりのご支援をさせていただきたいと決意いたしました。

幸せ軸経営の威力

日高屋と幸楽苑、千房とぼてぢゅう、そしてトヨタと日産・・・しばらく前は業界での勢力は拮抗していましたが、今や決定的に差が開きました。共通することは前者は幸せ軸経営に舵を切った企業であるということです。トリドール、これからの展開はきっと凄いことになっていくでしょう。

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