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人本経営企業のベンチマーク

アチーブメント株式会社

アチーブメント株式会社編

究極の利他の精神の発揮

『戦略を超える理念経営』という書籍が、アチーブメント出版から先月末に刊行されました。著者は親会社のアチーブメント株式会社の代表取締役を務める青木仁志社長です。今年の春先に、理念経営がこれからの時代の潮流になると稲妻が走るような啓示を感じて、当通信でもずっとこのテーマを追いかけてきたことは読者の皆様におかれましては周知のことと存じます。ここに至り、この17年間にわたり述べ445回にも及ぶ自主企画講座の開催を手掛け、18,000人以上もの受講生を輩出してきた人材教育コンサルティングの第一人者といえる青木社長が、全く同じコンセプトの本を世に出されることとなり、ここまで当通信で提言してきたことについて確固たる確信と大いなる自信を持つに至りました。もう間違いありません。資本の力ではなく、理念の力が優る会社が、人々に愛され、選ばれて、輝いてくるようになる理念経営の時代が訪れたのです。

当通信では、ドラッカーの言葉を借りてポスト資本主義社会として理念主義社会と形容しましたが、青木社長はアルビン・トフラーの第三の波を引き合いに出され、今、第四の波すなわち心の時代が到来したと説かれています。そして、『勝ち負けの経営の限界が見えてきた。企業経営は、覇道ではなく、王道でなければならない。経営の王道とは、人を育て、導くことである。自社に関わる一人ひとりの幸せを目指すことである。このことを忘れ、勝ち負けにこだわる覇道の経営に走り、合理的な経済至上主義の考え方で事業をしている会社は、遅かれ早かれ衰退の道をたどっていくだろう。あなたの会社も変わらなければ、発展の道は閉ざされてしまう。』と指摘されています。当通信では、もともと「経営」とは、仏教用語で凡人を仏の位に導くことの意であるので、心優しい社員を育成していくのが経営者であり、その場が会社であり、そうした「本来あるべき経営人事」の実践のすすめを説いてきましたのでまったく同感です。青木社長は物心ついたときから里親のもとで育てられ、その後、不遇の家庭で育つという過酷な人生をおくられていますが、恵まれない少年時代に受けた人からのたくさんの愛情に対する感謝の心と人への思いやりを決して忘れずに生きて、人材教育、人材研修を通じて社会にお返しをしようという信念で現在の仕事をされています。されていることが一点の曇りもなくピュアなため、アチーブメントの教育プログラムに触れたことで人生が劇的に変化し、その後、大成功を収めている人がたくさんいます。

最近、テレビ出演も多くなってきた加藤秀視さんもそのお一人です。加藤さんは、暴走族のトップから極道の舎弟の道に進み、22歳で2回の逮捕経験を有するという裏社会に生きてきましたが、アチーブメントの青木社長に出会い、人生理念を「権力と暴力」から「愛」へと180度チェンジして裏社会から這い上がり、学歴ゼロ、社会経験ゼロ、人脈ゼロという状態で建設業の会社を立ち上げました。元不良を社員として雇い、更生させ、会社も発展させながら保護司となり、更生支援の活動や『夢を日本の文化に!』を理念にNPO法人Japan元気塾を立ち上げて情熱的に日本を明るくする取り組みを展開されています。

理念経営に成功し、いい会社をつくり、そして、いい国づくりに貢献する

人生も理念の持ちようでがらりと変わってしまうように、会社経営についても経営理念の持ち方によってまったく違う形になってしまうのです。このことは、本当に重要で大切に考えなければならないことだと再認識します。さて、恒例ですが、本を読んで心に残った言の葉をまとめてみることにします。


社員を利益を生み出す道具と考えている限り、どんな経営コンサルティングを受けても、経営は良くならないし、社員のモチベーションも高まらない。

理念経営は、まごころ、思いやりといった人を心から大切にする経営である。それを成し遂げるのは、社員を信じる真の心だ。

どこかで自分を裏切っているとき、自分自身を心から尊敬することができなくなると思う。自分に誠実であることが、社員を大切にする理念経営につながっていく。

理念経営を貫いていけば、着実に企業は成長していく。なぜならば、その会社には良い人材が集まるからである。

理念というのは、経営者にとって本気の、本音のメッセージなのである。

この世に理想の会社は存在しない。自分が理想に近づくしかない。

良い社員を持つと、経営者はさらに働き者になる。

部下に限界突破(ブレイクスルー)の体験をさせること。限界を突破すると、人は泣く。感動するからだ。人材育成の喜びは、その感動を共有することにある。

どうしたらより良い人間関係が築けるかという選択をすることが大切である。一言でいえば、苦痛を与えて人をコントロールすることを一切やめるということである。

仕事のやりがいは仕事の中にある。報酬や他人の評価にあるのではない。

目標は、往々にして自己中心的だが、反対に目的は、お客様中心である。目的を遂げるために設定するのが目標なのである。目標は目的の下位概念である。


いずれも考えさせる言葉ばかりですが、最後に、他の経営者にはほとんどみられない、しかし、それは確かに大切なことであると唸らされた言葉をご紹介します。『社会の平和と繁栄に寄与すること。これは業界No.1の納税企業を目指すということである。税金逃れのために会社の本拠地を海外に置いたりする経営者は間違えている。そんなことをしたら少子高齢化社会を迎えつつある日本の将来に繁栄はない。』そのとおりだと思います。税金を多く納めること、これは究極の利他の精神の現れなのですね。いい気づきをいただきました。感銘です。


新SVC通信 第256号(2008.09.22)より

 

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■アチーブメント株式会社(青木仁志代表取締役社長)
1987年、選択理論心理学を基礎理論とした人材教育コンサルティング会社「アチーブメント株式会社」を設立、代表取締役社長に就任。同社は、「学生が就職すべき、働きがいのある成長企業」として、就活アワード2012、2013を2年連続で受賞するなど、多くのメディアにも取り上げられている。アチーブメント株式会社は、アチーブメント全日本F3選手権のメインパートナーとして、若手ドライバーの教育を行うなど、活動の幅を広げており、グループ会社としてアチーブメント出版、アチーブメントダイニング、アチーブメントプロデュースの3社を設立し、教育に軸足を置きながら、目標達成・自己実現を支援する事業を展開している。

※オフィシャルサイト
https://achievement.co.jp/

※参考文献
『戦略を超える理念経営 』 青木仁志 著
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